
先週、70代の女性が薬剤師さんの紹介で来院されました。
杖をついて、歩くのもやっとの状態。
どうしたのかと問診で聞いてみると
左の首から背中が痛むので整形外科に通っていました。
レントゲン写真を撮ると頚椎と胸椎が潰れかけているので
リハビリをしましょうとのことで
理学療法士のもとでリハビリをしたそうです。
どんなリハビリをしたのですか?
ストレッチポールの上に仰向けになりバランスをとることを練習しました。
そのあとに、バランスボールの上にうつ伏せになり
バランスをとりながら腕や足を上げる運動をしました。
その時は、痛みを感じませんでしたが
2日目の朝起きようとしたら腰が痛くて起き上がれなくなりました。
痛みを押して整形外科へ行ってレントゲン写真を撮ってもらいましたが
異常なしとのことですが、痛みが引くことはありませんでした。
カイロプラクティック検査をしてみますと
背筋と大腰筋の緊張が強く出ていました。
急にハードなトレーニングをしたために
筋肉の過緊張が起こり、時間とともに脊髄が圧迫されてしまったようです。
筋肉のトレーニングが必要かどうかの見極めは、レントゲン写真では見極めが難しいところです。
多角的な見極めが大事ですね。