
昨日、私と同世代の看護師さんとお話をしている中で、若い30代の看護師さんが子どもをおんぶをしたことが無いという話になりました。
確かに、最近おんぶをしている方を一人も見たことがありません。
看護師さんが子育てをしていた時、母親から転んだ時に赤ちゃんにけがをさせてしまうから抱くのはよしなさいと言われたそうです。抱いていると台所仕事も掃除もできません。
以前、若いお母さんに聞いたところ家の中ではおんぶしていますと言われた方がいました。
今の流行でおんぶしていると紐が胸のところでクロスして胸が強調されてしまうのが恥ずかしいということでしょうね。
であるならば、登山するときに子どもを背負うようなリュックタイプでは、かっこ悪いでしょうか?
なぜ、おんぶに拘るかと言いますと
おんぶをしていると、赤ちゃんは手足を自由に動かせます。
顔も動かせます。
色々な景色が目に入ってきます。
お母さんの匂いもわかります。
お母さんの背中の温かさもわかります。
抱っこしている姿を見ますと、赤ちゃんの頭をカバーでおおっています。
赤ちゃんは何も見えません。
赤ちゃんは手足を動かせません。
赤ちゃんは背中が丸まって呼吸がしにくい。
お母さんも呼吸がしにくい。
お母さんは肩が凝ります。
お母さんの体調が崩れます。
子どもの世話をするのが辛くなります。
というように赤ちゃんとお母さんの両方が苦しくなります。
特にあかちゃんの成長を妨げてしまいます。
赤ちゃんの成長は、体性感覚が神経を成長させます。
体性感覚とは、皮膚からの刺激、関節・筋肉の動き、眼の動き、音の方向、匂いです。
その中でも目の動きは、皮膚の刺激と同じくらい重要です。
眼の動きは、中脳でコントロールされますが、中脳を中心に大脳や平衡感覚の内耳や小脳、脊髄など多くの所と神経の繋がりを作ります。
中脳が発達しないと、眼を止めて一点を見つめることが出来ません。そのために、注意が散漫で落ち着いていられません。
結構周りにいると思います。
赤ちゃんの成長は、周りのすべての刺激が成長のもとになるのです。
大事な赤ちゃんを、おっぱいだけチューブで与えて箪笥の引き出しにしまっておいたら成長するでしょうか?
こう言われると分かりやすいと思いますが、赤ちゃんを真っ暗な袋の中に入れてしまうのと同じことなのです。
私が、おんぶ推進協会の会長になりましょうか?
もうあったりしてね。
流行、ファッションは、子どものためですか?親のためですか?
子どもの成長スピードは、生まれたばかりが一番早く次第に遅くなることは皆さんも知っていますよね。
では、成長に一番大事な時期はいつでしょうか?という質問の答えも明確ですね。その時期に成長を妨げるようなことを知らないうちにしていたとしたら大変なことですね。
早速、明日からおんぶで出かけましょう。
今おんぶ紐なるものが売っていないらしいです。
今調べてみましたら、売っています。
赤ちゃん用品のメーカーさん、おしゃれで機能的なおんぶ紐をコラボして作りませんか?