股関節の痛みは、昔の拇趾のケガが原因だった!Y.Mさん、70歳、主婦

主訴

左股関節と腰の痛み

検査結果

左大腰筋弱化、左梨状筋弱化、右拇趾中足基節関節可動域減少  骨盤の動きの偏り(左後方寛骨、右前方寛骨)

経過

5,6年前に左の股関節が痛くなり、その後時々膝も痛くなっていました。
昨年の9月から体操とウォーキングを始めたところ10月ごろから左股関節の痛みがひどくなり、階段を上るのが辛くなりました。整形外科でレントゲン写真を撮ったところ腰椎4番と5番の間の椎間板と腰椎5番と仙骨との間の椎間板が狭くなっていて脊柱管狭窄症と言われました。痛み止めをもらい、体操の指示かありましたが良くならなかったとのことです。 カイロプラクティックの検査では、骨盤の動きの偏りによる左脚の筋力の弱化が見られました。骨盤の動きの偏りの原因を調べていきますと、10年以上前に痛めた右足の拇趾の関節の異常が見つかりました。拇趾の関節は、変形を起こしていて可動性が減少していて起こすことが出来ないほどでした。そのためM.Yさんがウォーキングを始めて脚の運びのアンバランスが大きくなり、それに伴い骨盤の動きの偏りがひどくなり左の股関節を支える筋肉が働かなくなって炎症を起こしたと思われます。
右の拇趾の関節の動きを改善させると左の股関節の痛みが減少して階段を上がるのも楽になってきました。
昔のケガがもとで別の部位に痛みが出ることは、珍しいことではありません。筋肉の働きをカイロプラクティック的に分析すると原因を探し出すことが出来ます。心当たりがある方は、ご相談ください。