慢性腰痛が悪化、足の甲にしびれ、足底に痛み45歳、男性、H.Sさん
主訴
腰痛、左足の甲のしびれ、右足足底の痛み。
10年前にぎっくり腰になって以来、慢性的に腰痛。今年引越しをして痛みが酷くなった。2週間前から左足の甲がしびれ。2日前から右足の足底が痛くなった。
検査結果
第4、5腰神経領域痛覚過敏、第1仙骨神経領域痛覚過敏、左足の甲むくみ、左ハムストリング弱下、両側梨状筋弱下、骨盤Cate 3変位、胸郭可動性減少、横隔膜緊張、両側の同側性協調運動弱下、両側の対側性協調運動弱下。
経過
骨盤の動きの偏りを整えることで、ハムストリングと梨状筋の働きが回復しました。さらに横隔膜の緊張を取り除くことで、同側性の協調運動と対側性の協調運動が回復し、胸郭の可動性が増しました。胸郭の動きが増すことにより、リンパの流れがよくなり足の甲のむくみが消失するとともにしびれが消失。さらに右のハムストリングと腓腹筋の緊張を取り除くことで、静脈のうっ滞が解消し測定の痛みが消失しました。
H.Sさんは、10年前にぎっくり腰になって以来、今年引っ越すまで整体に通っていたそうです。しかし、痛みがすっきりすることはなかったということです。10年間も痛みがあるということは、痛みというストレスが脳を刺激し続けます。脳はストレスが多くなるとストレスから逃れようとします。行動をすると痛みを感じてストレスが入りますから、行動させないように筋肉の働きを抑制します。この抑制がかかっているまま引越しで負担をかけたことで、筋肉の緊張が増し張りとリンパ循環が悪くなったのでしょう。
その結果、左足の甲のむくみとしびれが出て、さらに右足の裏の痛みが出たのだと推測されます。
4回の施術で、症状は消失。5回目は、1ヶ月後にしましたが痛みが再発することはありませんでした。
いつの間にか慢性腰痛・肩こり38歳、会社員、T.Tさん
- 2014年02月07日
- アキヒロカイロプラクティックオフィス
- 臨床紹介
主訴:
1日中座りっぱなしでパソコンを見ながら仕事をしているせいか、以前から常に腰が重い。目もしょぼしょぼすることが多く、それに伴って肩もこる。辛くなると、時々街中のマッサージに通っている。昨年3月頃、胡座あぐらをかけないことに気がついて、接骨院に半年通ってだいぶよくなった。最近、夜中に寝返りをすると右足が攣つることが時々ある。
妻に「マッサージに通っても良くならないよ。」と言われて来ました。
既往歴:
花粉症、便秘、下痢
検査結果:
副腎機能低下による糖代謝低下。
説明:
T.Tさんの場合、砂糖を体に接触させると抑制反応により筋力低下が起こります。
しかし、ビタミンCを一緒に接触させると抑制がかかりません。
ということは、砂糖は、身体にとってマイナスな物質で、ビタミンCはプラスな物質ということになります。
一日中パソコンを使う仕事で、パソコンから出るブルー系の光が脳を刺激してストレスを与え続けます。
ストレスに対して身体は、脳にエネルギーとなるブドウ糖を血液に混ぜて運びます。
ブドウ糖を血液に混ぜるには、ブドウ糖を蓄えている肝臓に対して、副腎からのホルモンの分泌が必要です。
この副腎は、ビタミンCをたくさん消費する臓器です。
自分がわからないうちにビタミンC不足になって、副腎が働きづらくなっていることがあります。
そうなると、ブドウ糖の供給が低下して慢性的な疲労状態になります。骨格も不安定となり、関節に負担がかかり腰痛のきっかけになります。
副腎の働きを刺激して、骨盤の動きの偏りを整えて身体のバランスを整えることで、腰痛と肩こりが改善しました。パソコンの光には気をつけましょう。
症例3.慢性腰痛
- 2013年10月04日
- アキヒロカイロプラクティックオフィス
- 症例
慢性腰痛
症例:10年前から時々腰に痛み、接骨院に通院。3ヶ月前から腰痛、接骨院で治らず、整形外科でレントゲン写真で、背骨が曲がっているとの診断。座っていると立ち上がったときに腰が伸びず、しばらくの間痛みが続く。
慢性腰痛とは
Medicalnoteによると慢性腰痛症(慢性腰痛)とは、3か月以上続く腰痛のことです。 腰痛は発症からの期間に応じて、急性腰痛(発症後1か月以内)、亜急性腰痛(1~3か月)、慢性腰痛(3か月以上)に分けられます。
慢性腰痛の原因となる主な病気に、腰部椎間板ヘルニア、椎間関節症、変形性脊椎症、腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症などがあります。まれに内臓疾患や腫瘍によって慢性腰痛が起こる場合もあります。このように検査で原因を特定できる腰痛を特異的腰痛といいます。
反対に、検査を行っても原因が特定できない腰痛を非特異的腰痛といい、腰痛患者さんに比較的多いといわれています。
どうして長期間痛みが続くの?
痛みが長期間続くということは、原因になる物が存在し続けているということです。レントゲン写真で、背骨が曲がっているという診断が出ている場合、骨の形状を変えることが出来ないために痛みが長期間続いていしまうことがあります。背骨の分離症やすべり症、脊柱管狭窄症など最終的に外科的な処置が必要になる場合があります。しかし、外科的な処置をする前に機能的な問題から構造的な問題に影響を及ぼしていないかを調べることが必要です。
慢性腰痛は、様々な機能的な問題を検査する必要があります。例えば、口の中の問題(噛み合わせの悪さ、噛み癖、歯肉炎、歯ぎしり、喰いしばり)、足元の問題(靴のサイズが合っていない、靴の紐の締め方が緩い、足のサイズが左右違う、踵が大きく減った靴を履いているなど)、身体の上から下まで腰に影響を与える機能的な問題があります。
さらに、慢性的に痛みを感じていることから自律神経系など脳の働きに影響を及ぼしていることがあります。自律神経系が乱れると筋肉への出力に抑制が働いたり、痛みの抑制コントロールしているPAGの働きが低下します。自律神経系の検査を忘れずに行う必要もあります。
慢性腰痛は、思いもよらないところに原因が潜んでいる場合がありますので、丁寧な問診とカイロプラクティック検査によって身体や脳の働きを評価していく必要があるでしょう。原因を見つけることが出来れば、長期間の苦痛から解放されることが出来るでしょう。
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