万年整体通いから解放されました!

腰痛で伺ったのに、

自律神経の問題から発症していたなんて正直びっくりしました。

運動をした翌朝に左側の腰が痛くなり、

会社から帰るころには歩けなくなるほどで困っていたところ、

友人に紹介されて来ました。

 

脚の上がり具合などを調べるのは分かるのですが、

眼にライトを当てたり顔に冷たい水や温かいお湯を触れたり。

 

でもその度に、

このパターンはちゃんと筋肉に力が入るのに、

あのパターンになるといきなりへにょっと力が入らなくなるということが起こる。

不思議⁉不思議⁉不思議⁉

 

検査の結果、

右の交感神経が高まり過ぎて左右のバランスが悪くなったのが原因とのことでした。

 

この際、徹底的にと何年も悩み続けていたひどい肩こりも相談したところ、

「肩ではなく横隔膜の問題」と。

 

丁寧に横隔膜をほぐしていただいたところ、

肩と同時に悩んでいた首(首猫背です)も気にならなくなりました。

そのまま先生の指示に従いリラックスして、

軽く触れるだけの施術を繰り返し受けていたら、

帰る頃には腰の痛みも気にならず、

腰がすっきり伸びた感覚で、

 

ああ~本来の正しい骨の位置ってここなのだ、

と分かるような軽さを感じました。

 

背筋が伸びたからか、深呼吸もいつもより深くでき、

今まで息をきちんと吐けていなかったのも分かりました。

そして息をきちんと吐くとまた背筋が伸びていく、という良い循環が。

 

先生にも日常生活のアドバイスをもらい、

その後も痛くなりそうだな、

と思った時に気を付けると、

痛くなりそうなのが引いていきます。

 

自分で心掛けられる小さな事でケアが出来るので、

万年整体通いから解放されました。

 

ありがとうございました。

 

相模原市南区 女性会社員 G.Kさん

カフェイン過剰摂取注意(朝日新聞)

6月13日の朝日新聞の朝刊のトップ記事で「カフェイン過剰摂取注意」という見出しの記事が出ています。

患者さんでもコーヒーの飲み過ぎから副腎の機能低下が起こり、機能性の低血糖を引き起こして、倦怠感、腰痛、膝痛、めまい感などを引き起こしている方がいらっしゃいます。

新聞記事では、カフェインを含む眠気防止の薬やエナジードリンクによる中毒が5年間で101名が病院に運ばれ、3名が死亡しているとのこと。

成人で1日にカフェインを1g以上摂ると中毒になる可能性が指摘されています。

コーヒーには、200mlで120㎎含まれていますので、8杯です。

まあ、こんなに飲む人はめったにいないと思いますが、5杯ぐらい飲んでいる方は結構います。

カフェインは、副腎を働かせて糖分を血中に送り込み交感神経を興奮させます。

副腎が働くとビタミンCを消費します。ビタミンCが不足してくるとコラーゲンの生成が少なくなってしまい関節痛や肌荒れを起こします。シミも増えてきます。

 

心当たりがある方は、コーヒーを控えましょう。

 

子供のチック症状

昨日、施術中に子供のチックについての相談を受けました。

小学校2年生の長女が、最近ひんぱんに瞬きをするチックが出ているとのことです。

「2年前に弟が生まれて私が弟に目を向けているせいか、長女の目が私を求めていることがよくあります。」

「弟の面倒は、よく見てくれているのですごく助かっているのですが?」

「彼女の心にシワ寄せを作っているのでしょうか?」

 

子供のチックは、3、4歳から始まり7、8歳でピークを迎えるとされています。

 

チックに関して医学会では、精神分析の視点からの解釈がされていたものが、

最近では神経の病気(脳機能障害としてドーパミン受容体の関連)が注目されています。

 

ドーパミン?と思われるでしょう。

 

では、どんな症状があるんでしょう。

症状は、まばたき(瞬目(しゅんもく))、首振り、顔しかめ、口すぼめ、肩上げなど上位の身体部位によく現れますが、

飛び跳ね、足踏み、足けりなど全身に及ぶ運動性チックといわれるものもあります。

また、咳払い、鼻ならし、叫びや単語を連発する発声チックといわれるものもあります。

どれも自分の意思とは関係なく筋肉が動いてしまうものです。

発声チックも筋肉の動いによって起こっています。

一言で言えば、筋肉の働きの乱れです。

パーキンソンの方も手が震える現象があります。

これも意思とは関係ない不随運動です。

パーキンソンの方は、黒質の変性によるドーパミンの分泌が減少したことによるものです。

ここでもドーパミンです。

 

実は、人間の筋肉の運動は大脳皮質の運動野から筋肉への随意な指令と

大脳皮質から大脳基底核という調節系を経由して筋肉へ不随意な指令を伝える2つの指令は合わさっています。

随意な指令だけでは、動きがロボットのようなカクカクとした動きに待ってしまいます。

調節系からの指令が加わることで滑から動きになります。

調節系の大脳基底核の働きは、様々なところとや物質と関係しています。

そのひとつが中脳の黒質から分泌されるドーパミンです。

 

医学会の見解は、

子供の場合、発達の未熟さからドーパミンを受け取る働きがが十分にできていないということ。

しかし、チックが発症するまではきちんと受け取れていたということになりますから

発達の未熟さからだけとは断定することは難しいです。

 

大脳基底核は、感情や記憶の働きをしている辺縁系との関わりが強いため

精神的なストレスが影響することも考えられます。

精神科のドクターも身体的要因と心因的要因の双方の関わりがあると言っています。

 

ストレスは、辺縁系から自律神経の中枢の視床下部を刺激します。

その結果、交感神経を興奮させます。

交感神経は脳の血管を収縮させますから

長期に血管の収縮が続くと血流が悪くなり

脳細胞の働きが低下を起こします。

大脳基底核の働きも低下すれば、不随運動が起きることがかん変えられます。

 

現在、小4の男の子の咳のチックの施術を始めたところです。

交感神経を緩和する刺激を与えると咳が止まります。

これは、先に述べたことを裏付ける現象です。

まだ、一時的ですがホームケアと合わせて続けることで症状の改善が期待できます。

家族と力を合わせれば、良い結果が生まれます。

 

 

死ぬまでシャキシャキ歩けるおばあちゃんに

平成11年4月に仙骨を骨折して以来、1年目は回復傾向でしたが、平成12年に膝が曲がりにくくしゃがむのに苦労。山を4時間歩いたら翌日足が動かない。(トリガーポイント治療を整骨院で受ける)平成13年、ジャンプもできないほど膝から下が痛い。 長いバス旅行でお尻が痛くてテニスボールなどでゴリゴリやっていました。別の整骨院で回復。平成14年、膝は回復傾向にありましたがまげ伸ばしに苦労。平成15年、2月頃まで快調、スキーも筋肉痛なしで喜んでいましたが、次第に左踵が痛み出す。

左足の甲にグリグリができて足の環境が変化。整形外科を受診するが治療(腰の牽引、首の牽引)が嫌で整骨院に通う。施術者によって効果に差があり、体がいらいらしてスッキリしないため通院をやめましたが、踵の調子が悪く仙骨周囲から重く痛くなり、膝下、足首、首、肩と痛みがグルグル状態に。

以前から気になっていたカイロプラクティックを訪問。神経と筋肉の関係、痛みのメカニズム等、説明してもらうなか治療を進めてもらうと、心も体も納得して痛みが薄れていくのが分かりました。丁度職場で強いストレス状態があり、やっとのこと日々を過ごしていたので、いただいた助言で体・心の危機状態に気づかせていただき、「私は休まなくてはいけないんだ」と自覚できたことが、何よりありがたかったです。

自分の体と心、神経の声を聞いていたつもりでしたが、ここで治療を続ける中でもっとしっかり調整するんだ。そして色々な痛みを治していくんだと、希望を持つことができました。 まだ古傷の痛み等が出てきますが、その都度相談しながら回復させていきたいです。死ぬまで(あと100年?は)シャキシャキ歩いてどこへでも歩いて行けるおばあちゃんになりたいし、これから60代、孫と遊べるおばあちゃんでいたいです。この錆びた体を元気にしたいです。アキヒロ先生、これからもよろしくお願い致します。

おどろきポイント
◎目の動きで首の動きが良くなる。
◎小脳と手のひらの動きの関係
◎足の指は開いて歩く

海老名市在住 I.Mさん 教員

【院長のメッセージ】
I.Mさんが、来院した当初は全身が過敏になっていて体のいろいろなところに強い違和感を感じるために、ベットの上でじっとしていられませんでした。これは、医学的に言うと神経を構成する一つ一つの細胞の細胞膜が弱くなって危険な状態です。
最初のきっかけは仙骨の骨折でしたが、I.Mさんの仕事が小学校の支援級の教員であり、本来ならば特別支援学校へ通うような重度の知的障害児も扱う大変なお仕事をされています。
精神的なストレスが続き交感神経の過剰興奮の長期化により抑制がかかり、神経に対して酸素・栄養・刺激の3要素が不足して神経細胞を弱めてしまったものと考えられます。
でも良くなってきましたね。大丈夫ですよ!

猛暑の中の運動で何が起きる?

今年度、中学のテニス部のコーチをしています。

いつもエアコンの中で仕事をしている身にとっては、

この暑さはたまりません。

先日、総体の試合でコーチングをしましたが、

選手は、一試合終われば日陰に行けます。

しかし、監督やコーチは同校選手の試合が入替ち立ち替わり行われるため

コートから出ることができません。

こちらのほうが気を付けないと熱中症になってしまうことに気がつきました。

陽に焼けるのが嫌でウインドブレイカーを着ていたら気持ち悪くなり慌てて脱ぎました。

危ない危ない。

練習中でも暑さで具合の悪くなる生徒が出ています。

   腰痛02

昨日、高校の陸上部の長距離の選手が腰が痛いと施術に来ました。

この暑いのに、毎日朝14km、夕方10km走っているそうです。

中学では走る練習は禁止になっているというのに、

高校は厳しいですね。

調べてみると横隔膜の緊張から胸郭の動きが制限されて、

静脈とリンパ還流が悪くなり、四肢にうっ滞してパンパンです。

これでは、腰が痛くなるのも当然です。

なぜ横隔膜が緊張していたのでしょうか考えてみましょう。

  マラソン

猛暑の中走るということは、放熱させるために交感神経を働かせて発汗します。

交感神経は、横隔膜を緊張させて胸郭の動きを制限してしまったということでしょう。

横隔膜と交感神経の興奮を収める処置をすることで、うっ血は解消し筋肉が緩んで腰痛も改善しました。

陸上部の他のメンバーも故障して脱落しているそうです。

静脈のうっ血から脳圧が上がると怖いです。

夏の間は、スポーツクラブのランニングマシーンでのトレーニンに切り替えるというアイディアはいかがでしょうか?

 

 

 

五十肩かと思ったのに、びっくり!

 

昨年8月頃より右肩が上がらず、五十肩の痛みで苦しんでいました。
しかし忘れもしない9月13日。
午前中は家のこと全て出来たのに、午後から右腕が全く動かなくなりました。

痛みが辛かったので「アキヒロ」さんを、思い出し受診。
脳梗塞の手前だと言われたときはびっくりしました。

そんなに治療をしていないのに頭がスッキリしたり、その場で腕が動くようになったり、その後も日に日に痛みがなくなりました。
3回通院しただけで腕を上まで上げることができましたし、今は日常生活を普通にすることができます。

本当に先生に感謝します。
こんなに早く回復するなんて驚いています。
ありがとうございました。

相模原市南区在住 T.Kさん 女性

【院長メッセージ】
T.Kさんの場合、腕が下がったまま自力では、肘を曲げることも手のひらを返すこともできません。
また、力を入れない状態で、私が肘を曲げようとすると抵抗が強く激しい痛みを感じます。
手のひらを返そうとしても同じ抵抗があり痛みが出ます。この現象は、筋肉に対する指令がうまく出ていない状態です。

脳幹という筋肉の働きの調整をしているところを検査してみますと、
交感神経の過剰興奮のために血流が悪くなっていることがわかりました。
特に左側の血流が悪く右腕に痙性麻痺に近い状態を引き起こしていました。
これは、脳梗塞の症状に近いものです。
血流の改善を促すと自力で右手のひらを返すことができ、肘を曲げることが出来る様になりました。
カイロプラクティックの処置で改善すると言うことは、血管に血栓が詰まるというのではなく、交感神経の働きが強くなりすぎて血管が収縮しすぎたと考えられます。
以後、再発することなく順調に回復しましたので幸いでした。
回復した後に、状況を説明しましたらびっくりされておりました。私も実はヒヤッとする状況でした。
T.Kさんは、介護をしているそうです。
ストレスは、自分で感じているより体の機能に負担をかけています。
とはいえ介護をしている状況を変えることは難しいことで、周りが言うように簡単に行くことではありません。

違和感が出たときは、早めにいらしてください。

脳梗塞の疑いが、実は入れ歯から

先週は、二人続けて脳梗塞を疑わせるような症状。

一人は、70代女性。

歩くときに左足がパタンパタンと音がするような歩きになってふらつく。

左足の筋肉の働きが、全て低下。

目をつぶって立つと、フラツキが大きくなる。

一直線上を歩くとふらつく。かかと歩きができない。

手の回内回外テストも左が動きづらい。

姉も脳梗塞。

これだけ見るとこれは脳梗塞の可能性が高い。

しかし、噛み締めテストをすると陽性。

左歯肉に抑制反応。

聞いてみると、暮れに新しい入れ歯が出来たが噛みにくい。

入れ歯を取って、歯ブラシで歯肉を磨いているとのこと。

アチャー!

三叉神経と交感神経の刺激し過ぎ!

お口の三叉神経と交感神経をなだめてあげると、左足の筋肉は回復。

もうひとりの方も、70代女性。

左に膝が痛いのと左半身が冷える。

糖尿病。喫煙。

左下肢の筋力低下。

手の回内回外テスト左が動きづらい。

右の舌下神経低下、右前頭葉低下。

右の交感神経亢進。

これも右の脳梗塞の疑い。

しかし、噛み締めテスト陽性。

お口を開けてみると、左下の臼歯が何もない。

入れ歯を作ったけど、ご飯がまずいので入れていないとのこと。

綿花を左で噛みしめると、左下肢の筋力が回復。

左の上の歯が下がっている証拠です。

入れ歯を入れてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頚椎椎間板ヘルニアかと思ったらヘルペス

今年は、昨日で仕事納でした。

今年も多くの方に来院していただき、誠にありがとうございました。

今年最後の臨床紹介です。

昨日来院されたM.Mさんの例です。

M.Mさんは、2週間前に右腕が上がらないと来院されました。

整形外科で頚椎の椎間板ヘルニアと診断されていました。

右首から肩へのつっぱりがあり、

痛み止めをもらって飲んでいましたが良くならず、

別の痛み止めをもらって飲み始めましたが、

ツッパリが取れるどころか、

腕が上がらなくなってきたとのことでした。

上腕二頭筋の筋力低下があるものの、痛みしびれはありません。

末梢神経障害では、感覚障害が起こりますが、

ありません。

筋トーンが低下し、右腕が鉛のような重さ。

ムッ、ちょっとおかしいな?

最近、脳梗塞や硬膜外出血の症例があり、

嫌な予感。

ブレインアラームセラピーで、

左の交感神経と右の副交感神経の刺激をすると、

すぐに筋力アップで、右腕が軽く動かせる。

しかし、1、2分もすると鉛のような重さ。

これを繰り返すので、血管障害の可能性も!

危険性がある場合は、「ドクターに」が鉄則。

脳神経内科の受診を指示。

昨日、来院されたM.Mさんの報告によりますと。

すぐに脳神経内科を受診。

脳血管には問題ないが、右肩に赤い発疹が2つ。

これは、ヘルペスでしょうとの診断。

すぐに大学病院を紹介され受診。

鎮痛剤がヘルペスウイルスの働きを活性化させることがあるとのことで

危険な場合があるとのことで入院を進められるが、

通院を希望。

幸いにもウイルスに対する薬を処方され

1週間で、回復。

私の判断の脳血管の問題ではなかったものの危険な状態であった。

判断は違ったものの我々の範疇であるかを見極めることが大事。

ヘルペスウイルスが、上腕二頭筋への神経に感染したということです。

ちょっと特異な症例かもしれませんが、大事な症例ですね。