
今年度、中学のテニス部のコーチをしています。
いつもエアコンの中で仕事をしている身にとっては、
この暑さはたまりません。
先日、総体の試合でコーチングをしましたが、
選手は、一試合終われば日陰に行けます。
しかし、監督やコーチは同校選手の試合が入替ち立ち替わり行われるため
コートから出ることができません。
こちらのほうが気を付けないと熱中症になってしまうことに気がつきました。
陽に焼けるのが嫌でウインドブレイカーを着ていたら気持ち悪くなり慌てて脱ぎました。
危ない危ない。
練習中でも暑さで具合の悪くなる生徒が出ています。
昨日、高校の陸上部の長距離の選手が腰が痛いと施術に来ました。
この暑いのに、毎日朝14km、夕方10km走っているそうです。
中学では走る練習は禁止になっているというのに、
高校は厳しいですね。
調べてみると横隔膜の緊張から胸郭の動きが制限されて、
静脈とリンパ還流が悪くなり、四肢にうっ滞してパンパンです。
これでは、腰が痛くなるのも当然です。
なぜ横隔膜が緊張していたのでしょうか考えてみましょう。
猛暑の中走るということは、放熱させるために交感神経を働かせて発汗します。
交感神経は、横隔膜を緊張させて胸郭の動きを制限してしまったということでしょう。
横隔膜と交感神経の興奮を収める処置をすることで、うっ血は解消し筋肉が緩んで腰痛も改善しました。
陸上部の他のメンバーも故障して脱落しているそうです。
静脈のうっ血から脳圧が上がると怖いです。
夏の間は、スポーツクラブのランニングマシーンでのトレーニンに切り替えるというアイディアはいかがでしょうか?