なぜか五十肩の方ばかり
- 2013年11月30日
- アキヒロカイロプラクティックオフィス
- スタッフブログ,臨床紹介
9月から五十肩の方が増えてきた。
昨日は、腱の炎症の方を含めて続けて5人。
例年にない状態です。
季節の異変のせいでしょうか?
五十肩は、急に痛みが出て腕が上がらなくなります。
特別何をしたという覚えもありません。
痛くなると夜も眠れないほどになります。
不思議な症状です。
五十肩は、筋肉が固まって関節と癒着すると痛みが強まりますが、
なぜ筋肉が固まるのか
原因が特定されていません。
しかし、アキヒロカイロプラクティックレターにも書きましたが、
9月に五十肩になったと言って来院されたTさんを調べましたら、
右腕が内旋(内側にひねった状態)で、肘が突っ張っていて、肘が曲がりません。
当然、腕も上がりません。
五十肩では、肘は曲がるはず。
ちょっとおかしいぞ。
五十肩というよりは、脳幹の梗塞に似た症状でした。
検査して、カイロの範疇を超えるようであれば病院へ
と言うつもりで慎重に検査。
ブレインアラームセラピー(アキヒロメソッド)で、右腕の反応を見ると、
自力で腕を外へ捻れる。
肘も曲げられる。
腕も上げられる。
o(^▽^)oと思わず叫んでいたTさん。
Tさんは五十肩ではなかったが、
改めて五十肩は、脳の機能低下が原因である可能性が高いことに確信をもてた。
今年3月に、アメリカのカイロプラクティック神経学の学位を持つ伊藤彰洋先生に話をすると、
私の分析通りでしょうと考えに同意してもらえた。
そうは言っても
五十肩は、かなり厄介なトラブルで苦戦は強いられる。
患者さんのために、
さらにカイロプラクティック神経学を追求しますよ。
乞うご期待!
日本カイロプラクティック徒手医学会第15回学術大会に参加して
- 2013年11月13日
- アキヒロカイロプラクティックオフィス
- スタッフブログ
日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)の第15回学術大会が、11月9日(土)10日(日)の2日間大井町の品川区総合区民会館(きゅりあん)の小ホールで、開催されました。
テーマは「徒手療法の役割」、基調講演には桜美林大学の身体心理学を研究されている山口 創准教授、特別講演には東京大学大学院で生体のゆらぎを研究されている山本義春教授をお招きしました。ワークショップには、カリフォルニアのニューポートで開業されておりますカイロプラクティック神経学の専門ドクターの吉沢公二先生をお招きして機能神経学について、貴重な臨床ビデオをもとに講義をしていただきました。臨床における機能神経学は、カイロプラクティック・ドクターであるFrederick Carrickによって全貌が明らかにされたもので、全米でマスコミに取り上げられ注目を受けています。パネルディスカッションは、「臨床の落とし穴」と題してカイロプラクティックオフィスすこやかの馬場信年先生、守屋カイロプラクティックオフィスの守屋徹先生、大場徒手医学研究所の大場弘先生により臨床経験から印象に残る症例、ヒヤッとした症例を検証。盛りだくさんの大会となりました。
今年も大会実行委員として1年前から準備を重ね、大会前日には、理事として前日会議に出席。当日は学会誌編集長として、学会誌に載せる写真撮影を自ら行う2日間。ほぼ毎回のことですが、2日間終わるとぐったり。
毎回終わったあとは、放心状態になりますが、今年の学術大会では、一般講演を始め各講演、ワークショップの内容は、宝の山で抱えきれないほど。早く臨床で試したくてウズウズしながら聞いている状態。早速、月曜日からすべての患者さんに何が適応するか試しまくりです。
今回の目玉であった機能神経学については、私もカイロプラクティック神経学の専門ドクターである大場弘先生が代表のマニュアルメディスン研究会で、15年前から触れてきた。5年前からは、同じくカイロプラクティック神経学の専門ドクターの伊藤彰洋先生の臨床神経学講座を受講中。今回、吉沢先生の講演でふらつきがひどく立っていられない患者があっという間に立っていられるようになるビデオを見せられ、機能神経学の素晴らしさを再認識。薬を使わずに身体に備わっている神経機能を利用して、症状を引き起こしている神経機能の低下を改善させる方法は、理想の医療。世界一の薬の消費量を誇る日本にとっては、医療費を抑えるにはもってこいなのですが・・・・。でも、私たちが役割を果たせる環境であるとも言えますね。困っている方が、人生が変わるほど喜んでもらえるように頑張ります。
今回の大会参加者は、約90名。学会会員は、約300名いますが、今回参加されなかった方は、宝の山に出会えなかったこと残念です。主催者側としては、全員参加して患者さんに還元してもらいたいものです。
日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)は、15年前にカイロプラクティックの医科学としての発展を目指し、会員の技術の向上と共に国民の健康と福祉に寄与することを目的として設立されました。私も、設立当初から理事として運営に関わりつつ、論文を投稿し優秀論文賞と奨励賞をいただきました。
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