
昨日のことです。
脳腫瘍のために左手足の痙性麻痺を起こした少年が来院。
脳腫瘍は、放射線治療により半年後から縮小して大きさ的に問題ないとのこと。
あとは、自分でリハビリの指示。
とは言われても、なかなか麻痺した手足のリハビリは自分ではできませんね。
将来が不安ですね。
検査をすると右の中枢性障害による左遠位筋(指の屈筋、腓腹筋)の麻痺。
腫瘍は小さくなったが麻痺は変わらず。
MRIを見ていませんが、痛覚の障害と遠位筋の麻痺から大脳基底核の障害が予測されます。
施術は、機能神経学を利用したブレインアラームセラピーを施しました。
すると刺激をしているその間になんと麻痺を起こして握ったまま開きにくかった指が
どんどん動きが大きくなり動くスピードも速くなってきました。
見ていたお母さん奇跡だ~!すご~い!と
施術している私もびっくり。
画像はお見せできませんが、
正直、感動してしまいました。
機能神経学の生みの親のDr.キャーリックの施術は、見て驚きました。
私のところには、痙性麻痺を起こした方が来院するケースは、ほとんどありません。
今までは、大脳機能低下によって起こる様々な痛みに機能神経学を利用したブレインアラームセラピーを使っていました。
痙性麻痺にまで変化を起こせるとは驚きです。
まだまだこの先どこまで回復するかわかりませんが、可能性があることが証明できました。
来年、学会で発表できたら良いと思います。