症例2.急性腰痛

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急性腰痛

症例:特に無理なことはしていないが、急に腰に痛みが出て鍼治療を受けたら痛みが増強。整形外科でレントゲン写真異常なし、注射・坐薬でも痛み変わらず。リハビリを続けているが痛み取れない。前かがみや捻る動作で痛い。

 

急性腰痛とは

発症して伊から1か月以内のものを急性腰痛といいます。ぎっくり腰も急性腰痛の一つです。

急性の筋・筋膜性腰痛(筋性腰痛症)のほか、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間関節捻挫や仙腸関節性腰痛などの病態が多い。

原因を特定できない腰痛を「非特異的腰痛」が多い。ストレスの影響があるといわれている。

何故レントゲン写真に異常がないの?

症例のように、ギクッとなってはいないがおかしいなと思っていたら次第にいた舞が強くなってきて、腰が伸びず動作の変わり目で強い痛みが出ることが良くあります。年齢によってはレントゲン写真で椎間板がつぶれているといわれることもありますが、痛みが出た時に一瞬にして潰れることは考えられません。ましてレントゲン写真に異常がないことが多く構造的な問題ではないということが判ります。

構造的な問題ではないと考えると、痛みがあるところだけに焦点を当てた処置を考えるのではなく、機能的な問題として筋肉の働きを調べて神経系の働きを評価する必要があります。神経系の評価によって痛みの成り立ちがわかります。

早く痛みを取るにはどうすればいいの?

神経系の働きの乱れを整えることが出来れば、痛みを生じている周辺の筋肉の働きが良くなり腰に負荷がかからなくなることで解決に向かうことが出来ます。